若丹国境 頭巾山



頭巾山 山頂

山行日 2004年12月5日(日)
参加者 CL永井、SL岩里、運転 安田、写真 白井、救護 菅浦、会計 谷沢 若林、記録 川野、 計8人。
コース 大久保駅7:00−綾部経由−参道登山口9:55…(行谷林道)… 広場登山口11:30…頭巾山・山頂0:10〜0:50…(参道尾根)… 参道登山口2:30−二王の湯3:30〜4:30道の駅「和」−大久保駅7:00
   行動記録
今年は台風により数多くの山行に影響を受けてしまったが、まさかの師走に台風とは驚くばかり、その台風27号の影響で心配した天候も、朝方には星空が見えていたとか、大久保駅集合の7時前には、又時雨はじめていた、安田号で一路北へ向かう車中にて、天候及び温泉を考え登山口の変更について車内会議をする。結果、綾部側の古和木集落から行谷林道を詰めるコースに変更した。綾部辺りでは雲間からポッカリと青空がのぞき太陽も顔を出す不思議な天気にもなる、しかしそれも長くは続かず、由良川は土色に濁っていた。行谷橋を渡り行谷林道に入ったとたんから、道は大荒れ状態になり、土砂崩れで道幅はギリギリ、路面は荒れて石ころが 車のボデイ―をガリガリとこする、みんな腰を浮かしたい気持ちになる。参道尾根登山口(上級者コース)にさしかかるものの、水量が多くとても渉れない、通過した所で駐車し林道を歩くことにする、標高445m地点。
 9:55 スタート、そして5分後には大量の土砂と倒木で完全に林道は塞がってしまっていた。以後 山側からは土砂崩れと倒木で埋まり、谷側からはものすごい水圧で林道は抉りとられておりズタズタに寸断されていた。
10:40 八反の滝を過ぎ、しばらく行った所で林道の地面が流されて完全になくなり、深さ3m前後の崖っぷちを降りる最大の難所にかかる、リーダーも随分と心配したが、時間をかけて慎重に通過する。
11:30 広場登山口(初級コース)の直前で川の中を走る若い一頭のカモシカに出会う、まだ大人になっていないポッチャリと可愛いかった。山で動物に出会うのは熊やヘビ以外ならすごくラッキーな気分になる、ましてカモシカとは、これからの幸運を予感させるようだ。広場登山口からは山頂まで約40分のコース、尾根に近くなるにつれ眺めも天気も良くなってきて、西には三角形の弥仙山がよく見える、尾根に出ると青葉山や小浜湾がきれいに見えている
12:10 頭巾山・山頂、我々の到着を待っていたかのように、太陽も出て360度の眺めが素晴らしい、南方には愛宕山、地蔵山、竜ヶ岳、の三つの山がひときわ高く見えている。昼食と眺めを満喫していると日本海側に虹がかかってきた、ということは雨の予感で12:50 下山をはじめる、下山は参道尾根コースを下る、とたんに冷たい風が吹きつけてきて青葉山も見えなくなった、しばらくすると雨になり全員雨具を装着する
14:25 参道登山口に出る、川の水量は変わらず、渉れる場所はない、何と!みんな、靴のままでザブザブと渉ってしまうではないか、深さは膝の半分ちょいだけど靴の中までびしょ濡れ、来週の六甲までに乾くかが心配、安田号をこれ以上キズつけたくないのでザックだけは車に乗せて林道出口までを歩き、帰りには予定通り二王の湯温泉で汗を流してすっきりする。
一番楽なコースのつもりが大変な冒険コースになってしまったけれど、いい体験になりました、展望は諦めていたにもかかわらず、我々が山頂の時間帯にだけ絶景を見せてくれたすごい山行でした。
安田さんには往復とも逆方向なのに全員の送迎ありがとうございました。



山行報告に戻る

TOPに戻る










inserted by FC2 system