伊吹山弥高尾根山行報告

山行日 2005年1月30日(日)
参加者 CL川野、SL岩里、奥西、松井、網岡(国)、石川、永井、中野、前田(記録)
コース 大久保駅6:30−名神−弥高8:10−出発8:37−林道終点(トイレ)9:50/10:05−昼食12:10/12:30−引き返し決定13:10−13:20−休憩14:30/14:40−林道終点15:00−弥高15:35−温泉(薬草の湯)−大久保
記 録

週間予報の「週末から寒波が…」は週末になっても変わらず日本海側には雪の予報。リーダーは吉野さん急用のため川野さんに変更。大久保を出るときは小降りだった雨が、滋賀に入るとほどなく雪に変わったため、伊吹は吹雪かも…と覚悟する。が、予想に反して現地はほとんど降っていなかった。弥高に到着後、奥西さん中野さんが下山地点に車を一台まわしに行って下さっている間に他のものは準備を整える。共同装備を分担し、レインウェアやスパッツを着、全員揃ったところで出発。神社の脇を抜け少し行ったところを左の登山道に入る。去年よりはだいぶ雪が少ないらしい。時々スキー場や山頂方面が見える。登山口には全くなかった雪も少しずつ増え始め林道の終点(?)簡易トイレが設置されてあるあたりまで来る頃にはすっかり一面雪になっていた。左折して登山道へ。ここからは私もピッケルを手に歩くことにする、初めて使用するため奥西さんに簡単に使い方を教えていただく。いつも手にしているストックより短く重いためなかなかしっくりこない…。同じ雪でも先週の雲取山はわりとさらさらの新雪だったが、今日の伊吹は表面が硬く、踏み込んでも沈まないところ、一瞬間があって沈むところ、すぐに沈むところとまちまちで歩きにくい。史跡(?)を通り過ぎ、一般登山道から離れ、尾根に沿って進む。左手からはずっとスキー場の放送が聞こえる。しばらくはなだらかなあまり起伏のない尾根道なのでスノーシューを持参してきた2名が試しに履いてみる。これで踏みしめれば後続が少しでも歩きやすいかと安易に思っていたが、そんなことはなかった。やわらかい新雪ならいざ知らず、ここは表面が硬いためスノーシューではほとんど沈まない。結局は自分がただ歩きやすいだけであまり効果はなかった。昼食前後から徐々にのぼりが急になりだし、スノーシューにも限界を感じ外す。後ろからみんなの足跡をたどるだけでもはまったり、もがいたりしてしんどいのに先頭はどれだけの体力がいるのだろう…と感心したり、感謝したり。低木もまばらになってきて、何かの碑か、小ピークか…少し開けたところに小さな石柱があるところで休憩。この時点で13時10分。休憩しながら来た道を引き返す事を決定。ただただ暖かいお風呂目指して来た道を下山…したのは私だけでしょうか(?)結局この日標高何mまで行けたのか私にはよくわかりませんでした。すみません…。


下山途中、まあ雪山とはこういうもんやと思ったらええと奥西さんが言っておられました。今回は雪のうえを歩くのに必死で、楽しかったのか、しんどかったのか…、自分でもよくわかりませんが、天気もイマイチだったわりには「もう冬山は2度と嫌だ!」とは全く思いませんでした。と言うことは、冬靴、アイゼン、ピッケル…、お財布と要相談です。最後に先週今週と2回スノーシューを試してみて思った事を、だいたい一般的に言われていることですが、少し書いておきます。

《良い点》 さほど沈むことなく沈み具合も一定。しかもかかとも浮くので快適に歩けます。登り下りは雪の状況にもよりますが、新雪では多少急でも歩きやすかったです。

《悪い点》 わかんに比べ大きいので持ち運びに不便。トレースのあるような急な斜面に弱い(特に下り)のぼりはかかとが浮くので前爪を蹴り込むようにすればある程度登れます。が、下りは…。スノーシュー自体の幅はネックです。


伊吹・弥高尾根感想

岩里

一昨年から続けて取り組んでいる伊吹山・弥高尾根、欠席者があってSLを引き受けました。尾根を外してしまわないだろうか、雪庇を踏み抜いてしまうような危険はなのかと不安でしたが、役割をこなすことで成長するとフリークライミングの帰りに話してたので、前向きな気持ちで引き受けました。奥西さんにサポートに着いてもらい、林道終点からは雪道になったのでみんなでラッセルを交代しながら前に進み(スノーシュー組が威力を発揮)、雪の深い登りはかなり長いラッセルを奥西さんの活躍で・・・と登りましたが頂上まではもう少し。タイムオーバーで登ってきたところを引き返しました。ラッセルは先頭と最後では天国と地獄、一歩目踏み出すときにズボっと入ってしまわないか賭けのような感じでした。下っていくと雪で踏み跡が薄くなっていて、ガスが出ていたりしたら分かりづらく怖いところでした。私は今回こそワカンデビューかと思っていましたが、ワカンもアイゼンも使わず基本のツボ足だけの山行となりました。1月最終日曜日は「らくなんの弥高の日」として毎年取り組んではという声も、弥高の集落出発時間を7時台にして次は頂上を目指そう!と。また来年チャレンジです。



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